イージス艦 2012 12 1

2012年12月1日の時事通信社のニュースには、このようなものがあります。

12月10日から22日に長距離ミサイル発射 北朝鮮

【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮宇宙空間技術委員会スポークスマンは1日、
実用衛星「光明星3号」を運搬ロケット「銀河3号」(長距離弾道ミサイル)で、
10日から22日の間に打ち上げるとの談話を発表した。
 朝鮮中央通信が伝えた。
今年4月に続き、1年に2回長距離ミサイル発射を行うのは初めて。
(以上、引用)
 今度こそ、黄海にイージス艦を派遣する必要があります。
もちろん、東シナ海にもイージス艦が必要でしょう。
 万が一、長距離ミサイルがコースを大きく外れたら、
イージス艦のミサイルで打ち落とすことも必要でしょう。
 念のために書いておきますが、
私は、北朝鮮を憎んではいません。
むしろ感謝してます。
 北朝鮮は、何度も、日本に対して、
軍事演習の機会を提供してくれる「ありがたい国」です。
 そもそも、軍隊というものは、
演習を重ねないと、強くなりません。
そういう演習の機会を作ってくれる北朝鮮は、
実に、有り難い国です。
 ついでに、北朝鮮は、日本人の平和ボケも直してくれました。
結果的には、北朝鮮は、日本の軍事力の強化に多大な貢献をしたと言えるでしょう。

イージス艦 2012 9 2

書名 イージス艦はなぜ最強の盾といわれるのか
    圧倒的な防空能力をもつ戦闘艦の秘密
著者 柿谷 哲也  サイエンス・アイ新書

 最近は、国民の間で、「海の守り」について関心が高まっています。
そこで、今日は、世界最強の艦船として、
国民に広く認知されている「イージス艦」について書きましょう。
 そもそも、イージス艦とは、
アメリカで、原子力空母を守るために造られたのです。
 この本の表紙にあるとおり「圧倒的な防空能力」で、
イージス艦は空母を守り、
そのおかげで、空母は攻撃に専念できるというものです。
 イージス艦の能力は、
「約500km離れた154の目標を、同時に探知・処理・追跡でき、
そのうち15から18の目標に対して同時に対空ミサイルを撃てる」とされています。
 そういうわけで、攻撃型の原子力空母は、本来業務に専念できるというわけです。
逆を言えば、攻撃型の原子力空母は、イージス艦がなければ、能力が半減します。
 ところで、日本には、攻撃型の空母はありません。
では、なぜ、「イージス艦」を導入したのか。
 それは、シーレーン(海の道)の防衛のためだとされます。
シーレーンを通過する日本の商船やタンカーを守るため、
あるいは商船やタンカーを守る駆逐艦(護衛艦)を守るためとされています。
 ただ、過去に、日本のイージス艦は、
北朝鮮の弾道ミサイルを探知できたということで、
最近は、ミサイル防衛の方面で、注目されています。
 さて、話は変わりますが、
それほど高性能ならば、
イージス艦は、ステルス戦闘機を探知できるか。
要するに、イージス艦は、F22戦闘機を探知できるか。
「探知できた」という話もありますが、
これは、いかんせん、軍事機密に属する話でしょう。
 こうしてみると、国民の間で、
イージス艦は、世界最強の艦船であるという認識は、間違いではありませんが、
やはり、イージス艦にも「天敵」がいるのです。
それが潜水艦です。
 イージス艦が潜水艦に気づいた時には、
とっくに潜水艦が魚雷を発射している頃でしょう。
 そういうわけで、イージス艦には、
哨戒ヘリコプターが必要となるのです。
このヘリコプターには、潜水艦捜索という任務があります。
 ヘリコプターというと、どうしても地味な存在で、注目度が低いですが、
こうしたヘリコプターにも、ミサイルを搭載すれば、
イージス艦の能力は、さらに高まります。
 日本のイージス艦は、米軍のイージス艦よりも、
対潜水艦という面では、能力が高いかもしれません。
 米軍のイージス艦は、多様な任務のために、
数多くの種類のミサイルを搭載する必要があります。
その結果、アスロックという対潜ミサイルの搭載する数に限界があります。
その点、日本のイージス艦には、多様な任務はありませんから、
大量に対潜ミサイルを搭載することができます。
 ところで、この本には、「ステルス艦」のことが書いてあります。
「ステルス」というと、メディアでは、ステルス戦闘機の話題ばかりですが、
日本の場合は、海洋国家なので、「ステルス艦」の方が重要だと思います。

ステルス艦 2010 2 13
 ステルス艦とは、どういうデザインか。
それは、一般の人が見ると、
まるで潜水艦が浮上航行しているように見えるようなデザインとなるでしょう。
 極端なことを言えば、イージス駆逐艦には、
VLSとフェイズド・アレイ・レーダーさえあれば、用が足りますので、
デコボコがなく、突起物もない、面だけで構成された駆逐艦を作ることは可能です。
(VLSとは、ミサイルの垂直発射装置のことです)
さすがに、CIWSがないと、不安を感じるかもしれませんが・・・・・。
(CIWSとは、ミサイルや航空機を至近距離で迎撃する艦載兵器のことです)






























































































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